TOEICリーディング 解き方の3つの嘘【R満点取得者の感覚】

TOEIC

こんにちは。Tim Cafe English 編集長のTimです!本日は、 TOEICリーディング についてです。

平均点などを参考にすると、TOEIC L&Rのうち、リスニングよりもリーディングのほうが難しく、スコアが出づらい傾向にあります。そのため、リーディングのスコアアップに伸び悩むことも多いのではと感じます。

そこで、よく言われるリーディングパートの解き方の3つの嘘について、リーディング満点取得者の観点から物申していきたいと思います。

この記事を読むことで、あなたはTOEICリーディングの本当の解き方を身につけることができます。さらにはTOEICだけでなく、全体的なリーディング力向上にもつながることでしょう。TOEICで高得点を取っていくために、ぜひ私が長文を読む際に行っていることを参考にしてもらえればと思います。

私の最新の TOEICリーディング スコア

私は、2023/7/23のTOEIC公開テストにて、過去最高得点(Total: 980/ Listening: 485/ Reading: 495)を叩き出すことに成功しました。

TOEICリーディング で満点を取得した時のスコア

初めてTOEICを受けたのが2017年で、その時のスコアが565点だったことを考えると、6年かけてよく頑張ったと自分でも思います(笑)継続は力なりってやつです。

その6年間ずっとTOEICをやっていたわけではなく、英検やIELTS、スペイン語、手話にも手を出していた時期もありました。他の言語や他の英語資格も勉強していて感じたことは「どの資格にもテクニックは不要」だということでした。

もちろん、戦略立てて効率的に勉強していったり、問題を解き進めることは大切だと思います(特に試験までの時間のない方)。また、テクニックに頼っても確かにある程度は得点は伸びると思います。しかし、個人的な感覚ですが、800〜850点オーバー、もしくはLかRかで満点を目指す方には、テクニックだけでその境地に達するのは難しいでしょう。

逆に言うと、しっかりとした文法知識、単語力、精読力、いわゆる英語力をきちんとつければテクニックになんか頼らずに高得点が狙えるはずです。

TOEICリーディング 解き方の3つの嘘

ではここからは、実際によく言われている、TOEICのリーディングで高得点を出すために言われてきている3つの嘘を紹介していきます。そして、リーディングで高得点を取るための本当のアドバイスも一緒にお伝えしていきますね。

①「返り読みはしない」は嘘

これはよく言われていることで、「返り読み」とは英文を英語の本来の語順(左から右に読むと言う順番)ではなく、日本語に訳しやすいように英文の最後から最初という逆の順番で読むことをここでは指しています。

実際のところ私は返り読みは何度もしています。確かに、TOEICのリーディング問題を全て解き切るためには、英文を読むスピードはかなり大事です。

しかし、だからといって、答えのキーが載っている大事な情報源(英文)を理解もままならないまま読んでいくと精度がかなり落ちていくでしょう。

全て返り読みをする必要はなく、一回で読んでみてよく理解ができないような複雑な英文(特に記事問題)や、知らない/曖昧な語句が含まれているような英文を読む際には、返り読みをしてみてもいいのではないかなと思います。

中上級者や、TOEICを何度も受けたり勉強してきたりする方は、答えのキーがなんとなくどこに書いてあるのかが分かる問題もあると思います。簡単な場合は必要ないですが、その際にも設問の言い換え表現にも引っかからないために返り読みするなどして、その英文の理解度を100%に持ってきたほうが解答の精度がどんどん上がっていくでしょう。

*ただし、何度返り読みをしても分からない英文や全体的に難しい表現がたくさん使われているなと感じる長文にはそこまで時間をかけず、次の問題/長文に取り掛かりましょう。分からない問題や長文に時間をかけすぎるよりは、分かる問題をどんどん解き進めたほうがスコアは上がりますので。

②「英語を英語のまま理解」は嘘

これは①の嘘と重複する箇所はありますが、これも実際に私が何回もやっていることです。

たまにですが、すごく読みにくい英文があります。公開テストでも時折ありますし、私が使用している990点取得向けの問題集なんかを使っているときには何度もそういった英文に出会います。

英文の理解度を中途半端にしたまま問題を解き進めるより、しっかりと理解して正答率を上げたいと考えている私は、英語を日本語に変換することはよくあります。そのため、英語のままですべてを理解する必要はなく、「分かればオッケイ、無理なら日本語に置き換えよう」くらいのマインドで大丈夫なのかなと思います。

③「スキャニングが大事」は嘘

③つ目のスキャニングなんて技術は、正直私は使ったことはありません(笑)全部読んで、問題に答えていく、この技術が一番大切だなと感じます。

なぜなら、TOEICでは正解のキーが散らばっている問題や、根拠がなかなか見つけづらい問題などがあり、スキャニングをしてしまうと、正解の根拠を見逃してしまうことがよく起こるのではないかと思います。

例えば、最初は「○○する」みたいなことが書かれてあった場合でも、途中、もしくは最後で「ただし○○の場合に限る」のように何かしらの条件があったりします。そういったものも込みでうまく見つけられれば問題はありませんが、かなりリスキーなことには間違いないでしょう。

もちろん、私生活や大学の授業、会社の資料を英語で読むためにスキャニング技術は必要なことと思えますが、TOEICでは個人的にはお勧めできません。

一字一句しっかりと読み込みましょう。

実際の TOEICリーディング の解き方

先ほどの3つの嘘を踏まえて、私が実際に行っているリーディングの解き方は、一字一句まんべんなく読み進めることです。

どの部分も適当には読まず、理解度を自分の中でできるだけ100%にして読んでいます。
こう言うと、1つ疑問が出てくることと思います。

「時間内に解き終わっているのか?」

答えは「イエス!」です。最近のTOEICではそこまで時間が余らなくなりましたが、大体1分から3分ほど余ることが多いです。

すべてベタ読みでもきちんと時間を余らすことができます。考えられるその要因は

①解答する時間を早くする
②普段からTOEIC以外の英文もベタ読みして、リーディングのスキルを上げる
③語彙力・文法力を上げる

上記のことができると、きっとTOEICでのリーディングが時間内に終わることと思います。

①に関しては、一度解答した問題に関してはくよくよしないことが大切です。また、絶対にこれが正解だ、と思ったら別の選択肢も見る必要はないのかな、とも思います。←気になって別の選択肢が違う理由を探したくなる気持ちは痛いほどわかります。。

②はよく言われていることかなと思いますが、普段から色んな英語を読んでいきましょう。新聞記事でも、小説でも何でもいいかなと思います。とにかく、たくさん読んで英語を読むことに慣れることが大切です。特にその際、わからない単語はしっかりと調べると③のアドバイスにもつながりますよ。
そうすることで、より深く英文を理解することができるようになりますし、コロケーション等も理解でき、ほかのpartでも大いに役立つことでしょう。

③に関して、語彙力がないと、英語を読むことはかなりのストレスになります(実際のデータでもそういった研究結果があるそうです)。英語を読みたくなくなることとも思います。
また、推測などの技術を使って何とか最後まで読み切ったとしても、脳がかなりのストレスを受けながら英語を読み進めてきたために、疲労もたまり、正確に解答ができることも難しいと思います。
そのため、最低限のTOEIC単語はマスターして試験に臨むことをお勧めします。

また、文法力がないとpart 5, part 6はもちろんのこと、part 7でも英文理解がままならなくなりますので、英文読解の勉強もして文法力・精読力を磨いていきましょう。

まとめ

ここまで読むことで、TOEIC リーディングの解き方についての3つの嘘がわかり、本当の解き方がわかったことと思います。

この記事がよかったと思ったら、以下の自己紹介記事も見てくれると嬉しいです。
フリーターの私が個人事業で 英語 教師になった話 – Tim Cafe English

また、英検1級の受験経験もありますので、その時の勉強の仕方が以下のリンクにあります。ぜひ見てみてください。
英検1級 に4回落ちた私が気付いた、合格するために必要な勉強 – Tim Cafe English

Thank you very much for reading this blog post!

Timのプロフィール
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Tim cafe English編集長 Tim。神戸市外国語大学 第二部英米学科 卒。英語とスピーチ・コミュニケーションが専門。現在は個人事業にて英語教師、スターバックスのバリスタとして勤務。好きなものは、コーヒー、読書、映画、歌、運動と多趣味。
TOEIC L&R 980, IELTS O.A 7.0 (L: 7.0, R: 7.5, S: 7.0, W: 6.5), 英検1級、中学・高校英語教員免許 取得済み。

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コメント

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