英検1級 に4回落ちた私が気付いた、合格するために必要な勉強

英検1級

こんにちは!Tim Cafe English 編集長のTimです。今回の記事は 英検1級 に関してです。

前の投稿で自己紹介をした通り、私が持っている英語資格の1つに英検1級があります。実は、英検1級には一発で合格できず、一次試験で2回と二次試験で2回と計4回落ちてしまった後にようやく合格出来ました。
そんな私が合格するための大事な勉強法、試験のポイントなどをこの記事にて紹介していきたいと思います。

前回の自己紹介記事はこちら↓
http://フリーターの私が個人事業で 英語 教師になった話 https://timcafeenglish.blog/2023/02/01/hello-world/

英検1級 合格までの「想像と現実のギャップ」

そもそも英検1級に合格するには、何よりも単語力だと思っていました。
単語さえ制覇すれば、パス単さえほぼ覚えれば合格するものだと。

しかし、実際それは大きな間違いでした。

「何で?」と思う方、たくさんいるのではないでしょうか。

もちろん、英検1級に合格するには、1万~1万5千語レベルの語彙力は必要と言われています。
さらには、大問1の語彙問題ですべて正解すると、その時点で最低でも25/41 (正答率61%)の得点を得れ、かなり優位になることは間違いありません。

しかし、英検1級の大問1にて全問正解をすることは並大抵の努力ではハードルが高すぎます。なぜならパス単をすべて覚えたからといっても、パス単に載っていない単語やイディオムもたくさん出題されるからです。

個人的な主観ですけど、語彙問題で全問正解するには、パス単以外にもほかの単語帳(TOEFLやIELTS用)を使っていたり、英字新聞・英字雑誌をたくさん読んだりして、普段から語彙増強に努めている人に多いような感じもします。←特にTwitterの人たちを見ているとそんな感じがします(笑)

では、どう勉強していけばいいのでしょうか?

過去問を繰り返し解く大切さ

この意見に関しては、本当に当たり前すぎるほど当たり前ですが、改めて言わせてほしいくらい大切なことです。

英検1級を受ける方は、英語力もかなりのものなので、社会人や大学生に多いかなと思います。仕事や授業や宿題もあって、英検1級の勉強を根気強くしていくのは本当に大変です。
それでも頑張って時間を見つけて、英検1級の過去問を何度も解いてほしいなと思います。

そんな私も英検を受けた最初の2回は大学4年生の時で、卒業論文制作の真っただ中でした。ちなみにその時、IELTS 7.0 (=英検1級合格レベル)を取得したばかりの時です。

1回目の英検1級では、リーディングとリスニング問題を1回分解いた程度で満足して、本番に臨みました。

その結果、リスニングは7割ほど、リーディングとライティングで6割ちょっとの正答率しかなく、合格には少し届きませんでした。

2回目の試験も全体の得点率は全く変わらずで、ここで初めてちゃんと勉強していこうと本気で思い始めました。

3回目の試験の前には、過去問を6回分と、そのうちいくつかは繰り返し解くことで、なんとなく試験のコツをつかみ始めました(特に大門2の穴埋め問題)。

やはり、過去問を通して解くことで、その試験でのタイムマネジメント力がつきます。大問1、2,3、それぞれ何分で解いていくのか、もし、時間をかけすぎてしまったときはどう工夫していくのか、などなど。

私の場合は、大問1:8分、大問2:12分、大問3:35~40分、ライティング:35~40分、見直し5分ほど?、のタイムマネジメントで考えていました。いかにして、語彙問題と穴埋め問題を早く終わらせて、大問3やライティングにたくさんの時間を費やせれるかで、英検一次試験の戦略を立てていました。

ちなみにですが、真剣に過去問をやって気づいたことが、ライティングでは理由を3つ書かないといけないことでした、、(笑)IELTSでは基本的に2つで大丈夫だったので、英検も2つでいいだろうと勝手に考えていましたが、ライティングのお題の箇所に「3つ書け」と書かれてあったことに衝撃を受けました( ゚Д゚)

真面目にコメントすると、こんな感じで自分の思い込みもあるかもしれないので、試験形式に慣れることと、問題文はよく読みましょう(笑)

英検1級 ライティングで高得点を出す方法

ここで紹介したい勉強法は、「理由は3つ書きましょう」、みたいなくだらない内容ではありませんので、ぜひ読み進めてもらえたらなと思います。

ライティングの勉強にはぜひ「解答模写」を取り入れましょう。

使うものは、過去6回全問題集や、日本英語検定協会のウェブサイトの過去問のライティング解答を使って模写していきましょう。
英検協会の過去問はこちらから→https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/
過去6回全問題集の詳細はこちらから→https://www.obunsha.co.jp/product/detail/093724

先ほど、私はIELTSの受験をしたことがあると言いましたが、IELTSにはIELTSの好まれる書き方があり、英検には英検の好まれる書き方があります。そもそも英検1級では、理由を3つ書かないといけないうえに、200~240語の制約もあり、少し書きにくいかなと思います。

そのため、独学で頑張るのであれば、ライティングの解答模写をすることで、英検にあったライティングスタイルを体に染み込ませていくのが一番効率的な勉強法だと考えています。

実際、その学習を行った後、ライティングの得点が21/32→ 27/32(84%) へと伸びました。

もちろん、ただ書くだけではなくて、きちんと覚えよう、染み込ませようと意識しながら模写していくことが大切です。そのためには、何度も音読したり、たくさんの英文を何回も書いていきましょう。染み込ませたい、身につけたい表現にフォーカスを当てて、模写・音読していくのも効果的だと思います。

ライティングで高得点を取れれば、一次試験合格はそう難しくはないでしょう。

二次試験で意識するべきこと

最初に伝えましたが、二次試験でも2回落ちてしまっています。二次試験でも気を抜くべきではありません。

留学経験は全くありませんが、スピーキングスキルには少し自信がありました。しかし、なぜ自分は2回も二次試験で敗れてしまったのか、いろいろと考えていました。

そこで私が行きついた結論が、試験で緊張して、早口になってしまっていたことです。

私は普段からスピーキングスキルを磨こうと、オンライン英会話でスピーキング練習をしています。その時によく言われるのが、「日本語の訛りがない」とか、「ブリティッシュアクセントに近くて、聞き取りやすい発音だ」とかとネイティブ・ノンネイティブ問わずお褒めの言葉をいただいていました。

それにもかかわらず、二次試験結果での発音は、5/10, 6/10とかでした。正直納得がいきませんでした。

そこで、もしかすると試験中、緊張のあまりかなり早口になっていたのではないかと思い始めました。

英語がペラペラな人、英検1級合格者のスピーキングスキルを想像してみてください。

おそらくほとんどの方が、めっちゃ早口で英語を話す人を想像するのではないのでしょうか?私自身もそうでしたし、私の友人も同じことを思っていました。

しかし、英検1級に合格するには、そんな早口で話す必要は全くありませんでした。むしろ、落ち着いて、ゆっくりはっきりと話すことが大切です。
その証拠に、これを意識して試験に臨むとpronunciationの項目で9/10の評価を頂けました。発音に対して特別な勉強をしたわけではありませんでしたが、倍近く点数を伸ばすことができました。

9/10ということは、2人いる面接官のうち1人から満点をもらったことになります。これはとても嬉しかったですね。

ゆっくり話すことを意識したことで、ほかのメリットも得ました。ゆっくり話せると、ショートスピーチのあとの質問に対しても、落ち着いて考えて答え続けることができました。
そのおかげで、Interactionの項目でも、9/10の評価を得ることができ、二次試験にて少し余裕をもって合格することにつながりました。

まとめ

英検1級 に合格するためには、

・単語だけではだめ
・ライティングでの解答模写
・二次試験ではゆっくりはっきりと

上記3つのことを意識して、これから英検1級に挑戦する方々、試験に臨んでもらえたらと思います!

この記事が英検1級勉強に少しでも役立てれば嬉しいです。

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Timのプロフィール
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Tim cafe English編集長 Tim。神戸市外国語大学 第二部英米学科 卒。英語とスピーチ・コミュニケーションが専門。現在は個人事業にて英語教師、スターバックスのバリスタとして勤務。好きなものは、コーヒー、読書、映画、歌、運動と多趣味。
TOEIC L&R 980, IELTS O.A 7.0 (L: 7.0, R: 7.5, S: 7.0, W: 6.5), 英検1級、中学・高校英語教員免許 取得済み。

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